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2024年3月8日

第279号

先日、東京ビッグサイトで開催されていたWIND EXPO 風力発電展に久しぶりに行く機会がありました。非常に活気のある様子に感銘を受けました。当協会も《海産研関係情報》でご紹介しているとおり、4月10日から12日に開催されるSea Japan/Offshore Port Techに初出展することとなりました。是非、ブースにお立ち寄りいただくとともに、セミナーにもご参加いただければと思います。


=======  目  次  =======  

《一般情報》

1.第17回海洋立国推進功労者表彰(内閣総理大臣賞)候補者、募集を開始
2.GI基金、アンモニア燃料船社会実装向け新技術開発で2テーマ支援を決定
3.日本郵船、洋上風力発電向け作業員輸送船を国内造船所に初発注
4.古河電工、石狩湾新港洋上風力へ海底ケーブルシステムを納入
5.横河電機、石狩湾新港洋上風力発電所に遠隔操作監視システム等を提供
6.東ガスグループ会社、英企業と洋上風力O&M事業の共同実施で協業契約締結
7.JAPEX・日揮・川崎汽船、マレーシアでのCCS事業化でペトロスと契約締結
8.米国政府、洋上風力発電の促進に資するデータ収集を開始
9.ニューヨーク州沖、洋上風力発電プロジェクト2件が採択


《海産研関係情報》
1.4/10-12、当協会Sea Japan/Offshore Port Tech初出展セミナー等開催

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《一般情報》


1.第17回海洋立国推進功労者表彰(内閣総理大臣賞)候補者、募集を開始

 文部科学省、農林水産省、経済産業省、国土交通省及び環境省は、内閣府総合海洋政策推進事務局の協力のもと、「第17回海洋立国推進功労者表彰」(内閣総理大臣賞)の候補者の募集を開始した。募集期間は、2月15日から概ね1ヶ月となっている。今後、有識者からなる選考委員会で選考を行い、7月又は8月(予定)に表彰式を行うとしている。
https://www.mext.go.jp/b_menu/houdou/2023/1420210_00006.htm


2.GI基金、アンモニア燃料船社会実装向け新技術開発で2テーマ支援を決定

 国土交通省は、グリーンイノベーション基金における「次世代船舶の開発」プロジェクトのうち、「アンモニア燃料船の開発」に係る追加研究開発について、2つの具体的な研究開発テーマ及び実施者を決定したことを発表した。研究開発テーマ及び実施者は以下のとおり。「アンモニア燃料船搭載のN2Oリアクタ開発」(日立造船(株)、日本郵船(株))、 「アンモニア燃料船サプライチェーン構築における周辺機器開発」(伊藤忠商事(株)、富士電機(株))。
https://www.mlit.go.jp/report/press/kaiji07_hh_000307.html


3.日本郵船、洋上風力発電向け作業員輸送船を国内造船所に初発注

 日本郵船(株)は、2月20日に、洋上風力発電向け作業員輸送船(CTV)1隻を(株)小鯖船舶工業(岩手県釜石市)に発注したことを発表した。同船は日本郵船が初めて国内の造船所に発注するCTVとなっている。2025年後半から26年にかけて竣工した後、日本国内の洋上風力発電設備の建設と保守に関わる作業員輸送に従事する予定としている。
https://www.nyk.com/news/2024/20240220.html


4.古河電工、石狩湾新港洋上風力へ海底ケーブルシステムを納入

 古河電気工業(株)は、2024年1月1日に商業運転が開始された石狩湾新港洋上風力発電事業において、商用洋上風力発電で、現時点で国内最高電圧となる66kVの海底ケーブルシステムを納入したことを発表した。同社は、風車間の接続及び風車から陸上へ送電する総延長約16㎞の海底ケーブルシステムの設計・製造・布設を一括で請け負った。
https://www.furukawa.co.jp/release/2024/ene_20240209.html


5.横河電機、石狩湾新港洋上風力発電所に遠隔操作監視システム等を提供

 (一財)日本気象協会は、風力発電事業者向けに展開している「風力発電出力予測」サービスに、風況の面的補正などのAI技術を導入した機能拡張を行い、新たに「SYNFOS-wind」の名称で提供することを1月16日に発表した。SYNFOS-windは、既設ウィンドファームを対象とした予測精度検証で、改良前比で年間のMAE(平均絶対誤差)が10%向上したとしている。
https://www.yokogawa.co.jp/news/press-releases/2024/2024-02-15-ja/


6.東ガスグループ会社、英企業と洋上風力O&M事業の共同実施で協業契約締結

 東京ガスエンジニアリングソリューションズ(株)は、英ジェームズフィッシャーアンドサンズ社と、日本の洋上風力向けの建設サポートや運転・保守(O&M)事業を共同で実施する協業契約を締結したことを2月27日に発表した。
https://www.tokyo-gas.co.jp/news/press/20240227-02.html


7.JAPEX・日揮・川崎汽船、マレーシアでのCCS事業化でペトロスと契約締結

 石油資源開発(株)、日揮ホールディングス(株)及び川崎汽船(株)の 3 社は、マレーシア国営エネルギー会社の子会社PETRONAS CCS Ventures SDN BHDと、マレーシア・サラワク州営エネルギー会社で同州のCO2貯留権管理者であるPetroleum Sarawak Berhad社と、同州沖合の枯渇ガス田を貯留地とした CCS 事業について検討を行うことを合意し、 2月26日にCO2貯留地契約締結したことを発表した。
https://www.jgc.com/jp/news/assets/pdf/20240229j.pdf


8.米国政府、洋上風力発電の促進に資するデータ収集を開始

 米国エネルギー省 (DOE) は、2月15日付のニュースリリースで、米国海洋大気庁(NOAA) との共同により、米国北東部沖で現在稼働中の洋上風力発電所及びリース海域の周辺における広範な気象、海象、海洋生物のデータを18か月間にわたり収集する取り組みを開始したと発表した。この取り組みは、洋上風力タービンと風力発電所の設計と運用を改善するために高品質のデータを収集することを目指しており、収集されたデータは一般に公開されるとしている。
https://www.energy.gov/eere/articles/doe-partners-kick-groundbreaking-initiative-improve-accurate-forecasting-and-ensure


9.ニューヨーク州沖、洋上風力発電プロジェクト2件が採択

 ニューヨーク州エネルギー研究開発局 (NYSERDA)は、2月29日付のプレスリリースで、同州が第4回目となる洋上風力発電プロジェクトの公募を経て、条件付きで2件のプロジェクトが採択されたと発表した。1つは810MWのEmpire Wind 1(Equinor社が開発)と、924MWのSunrise Wind(Orsted社及びEversource社が開発)。合計1,700MWのクリーンエネルギーを供給するこれらのプロジェクトは2026年に運転開始を予定しており、同州では過去35年以上で最大の発電プロジェクトとなる。
https://www.nyserda.ny.gov/About/Newsroom/2024-Announcements/2024_02_29-Governor-Hochul-Announces-Two-Offshore-Wind-Project_Awards



《海産研関係情報》

1.4/10-12、当協会Sea Japan/Offshore Port Tech初出展セミナー等開催

 当協会は、4月10日から12日まで東京ビックサイト東棟にて開催されるSeaJapan/Offshore Port Techに参加いたします。当協会の出展スペースは、ホール1の1A-32で、東棟に入ってすぐ右の場所が入口となります。期間中は、4月10日(三洋テクノマリン、清水建設)、11日(いであ、若築建設(JWFC))、12日(東亜建設工業、グリーンパワーインベストメント)の各社が出展の予定です。また、希望する会員各社のパンフレット等も配布いたします。加えて、11日10時30分からは、会場内で当協会主催ミニシンポジウム「浮体式洋上風力と沖合漁業の共存の道を探る」を開催します。また、同日12時50分からは、いであ(株)による「ICT技術と海況予報技術を活用したスマート水産業の展開」もございます。セミナー等は事前予約制ですので、よろしければ早めに入場登録の上、ご予約ください。
https://www.seajapan.ne.jp/





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